旬の料理

2026.10.26

七五三 ~健やかな成長を願い、家族で囲む祝いの膳~

秋も深まり、木々が美しく色づく季節。澄んだ空気に冬の訪れを感じるこの季節、日本では古くから子どもたちの健やかな成長を願う「七五三」が行われてきました。

晴れ着に身を包んだお子様の愛らしい姿に、これまでの成長を喜び、これからの幸せを願う。七五三は、ご家族にとってかけがえのない節目の行事です。

今月は、そんな七五三の由来と、お祝いの席を彩る日本料理の魅力をご紹介いたします。

七五三に込められた、親から子への願い

七五三の起源は、平安時代から室町時代にかけて行われていた、子どもの成長を祝う儀式にあるといわれています。

三歳の「髪置(かみおき)」、五歳の「袴着(はかまぎ)」、七歳の「帯解(おびとき)」。

それぞれの年齢で迎える節目には、子どもが無事に育ったことへの感謝と、これからも健やかに成長してほしいという深い願いが込められています。

かつては幼い子どもが無事に成長することが、今以上に尊い喜びとされていました。

時代が移り変わった今も、わが子を想う親の心は変わりません。七五三は、家族の絆をあらためて感じる、日本ならではの美しい風習です。

お祝いの席を華やかに彩る

2023.1.16 鯛の塩焼き

七五三のお祝いには、ご家族でゆっくりと食卓を囲み、喜びを分かち合うひとときも大切にしたいものです。

日本料理には、祝いの席にふさわしい縁起のよい食材や、季節の恵みが数多くあります。

たとえば、めでたさを象徴する「鯛」。その美しい姿や紅白の色合いから、古くより祝い膳に欠かせない魚として親しまれてきました。

華やかな祝いの料理に、旬の食材が持つやさしい味わいを添えることで、心まで温まる食卓が生まれます。

家族の思い出に残る、特別なひとときを

お子様の成長を祝う七五三は、ご両親はもちろん、おじい様やおばあ様にとっても、喜びに満ちた大切な一日です。

小さな手を引いてお参りしたこと、晴れ着姿で撮った記念写真、家族みんなで囲んだお祝いの食卓。

そんな何気ないひとときが、年月を重ねるほどに、かけがえのない思い出となっていくことでしょう。

当料亭では、日本の美しい伝統と四季折々の味わいを大切にしながら、皆様の大切なひとときに寄り添うおもてなしを心がけております。

お子様の健やかな成長を願い、ご家族の笑顔が集う七五三のお祝いに。

心を込めた日本料理とともに、思い出に残るひとときをお過ごしいただけましたら幸いです。

皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております。

デコ寿司